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平安堂の店舗案内

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平安堂日記

 2011年04月16日

被災地復興への思い

この度の東日本大震災によりお亡くなりになられた皆様に、 心よりお悔やみ申し上げますと共に、
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
家を失くされ、ご家族やご友人、大切な方達を亡くされた方々の悲しみは計り知れません。
小さな力ではありますが、私達にできることを、ひとつづつ続けていきたいと思います。

雄勝硯の産地として有名な、宮城県石巻市雄勝町。
日々報道でもありますように、今回の震災により大変な被害を受けられました。
その地にある、当社でもお取引させていただいている会社様も、震災直後は連絡がつかず大変心配しておりました。
数日後、ご家族皆様がご無事とわかった時は本当に安心したものでした。
ただ、ご自宅や会社、倉庫等は全て津波にさらわれてしまい、 私達には想像もつかない大変な状況におられます。

そんな中にあって、先日一通のFAXが届きました。
まだお若い社長様からのものです。
被災されてからの大変な状況と、変わり果てた故郷に対する お気持ちが綴られていました。

その中に、会社再建に当り、ご家族皆様で心に刻まれた目標を掲げられていました。

それは次のようなものでした。

「一刻も早く会社を復興し、同じく被災し職を失い路頭に迷っている故郷の仲間を一人でも多く雇用して被災地復興に努め、利益は両親を失くした子供たちが独り立ちできるまで然るべき機関を通じて然るべき場所に還元し、未来の日本を背負う人材を育成することです。我々どもの全生涯を費やし努力していくことを誓います。」

胸が熱くなると同時に、頭の下がる思いでいっぱいでした。
ご自身達が被災され、このようなお気持ちになるというのはどれ程の方達なのでしょうか。
そして、既に会社再建に向けて動き出されておられ、「江戸時代から先祖が営んできた家業と室町時代から継承される雄勝硯を絶やさないため全力で前進致します。」と締めくくられていました。

先日お電話でお話した時も「必ず復興させますんで!今後ともよろしくお願い致します。」と、とても力強いお声でした。
私達もずっと応援していきたいと思います。
被災地の一日も早い復興を心からお祈りするばかりです

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