平安堂は、明治26年の創業以来、毛筆の生産とその品質の向上に努力しつつ、書道用品の製造・卸し問屋として日本文化を継承してまいりました。
また、明治から昭和にかけて、近代文学者や芸術家との幅広い交流の中で、ささやかながら近代書道や近代俳句運動の一端を担ってきた思いであります。
利とスピードに優先する現代、書道の重要性が見直されつつあります。
それは、筆の感触、墨の香りが、現代人の精神にこの上ない心地よさを与えてくれるものだからではないでしょうか。
書道に親しむ人たちが一人でも多くなることを心より期待しつつ、平安堂は日本の伝統文化とその心を伝えることを使命とし、日々より良い製品造りに励んでまいります。